届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「友達からでもいいんじゃない?」
「う~ん…」
段々と顔が渋くなってく。
「そっか…毎日があれじゃあねぇ?」
「あれじゃあって?」
「昨日の人。」
ボソッとつぶやいた。
「昨日の人って、誰かいた?」
大迫先輩じゃないし。
思いつかないのに。
目の前でジーッと絢音が見つめてる。
「私にもあんなお兄ちゃんいたら、他の男の子なんか見えなくなるわ。」
ため息まじりに答えた。
「だから、うちは小さい時から両親が忙しかったから。お兄ちゃんが親代わりで…単なるブラコンとシスコンなんだってば。」
まさか…