届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「…尚吾?」
ゆっくりと顔を上げ、尚吾の顔を見上げた。
バチンッ!!!
部屋中に響き渡る破裂音。
「痛ってぇ~!!」
ほおを押さえながら、尚吾が一歩下がった。
「どさくさに紛れて、ケツ触るな!!!」
甘い雰囲気が一変。
眉を深くゆがませて、あたしの平手打ちが飛び出した。
「いいじゃねぇかよ。」
泣きそうな声でほおを抑えている。
「よくないし!!やっぱり尚吾最低!!!!」
尚吾がいい奴なんて、見直したのに。
感動的な場面で、やっぱりエロで空気落とす!?
「私だったら、いくらでも触っていいのに。」
甘い声で、尚吾の後ろからお姉さんが抱きくついた。
「ふざけんなよ!!!オレは、男のケツを触る趣味はない。」
お姉さんの腕を振りほどこうと、必死に頬を押さえながらもがいている。
「大丈夫。今は、戸籍まで女に変えたから。」
お姉さんも、ここぞとばかりにしがみついて離れない。
「ちょっと!!ここぞとばかりに尚吾にくっつかないで!!」
男と分かっていても、やっぱりイチャイチャしているみたいで妬けちゃう。
「何言っているんだか?別に、取られても構わないんでしょ?」
鼻で笑った嫌味がグサリと胸に刺さる。