届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
少しだけ開いた口から、絡み合うかのように体温の上昇したお兄ちゃんの舌が入ってくる。
ベッドが氷なら良かったのに…。
そう思えるくらい体は熱を発していて。
何度も舌を絡ませては離して。
角度を変えては、深く舌が入り込んでくる。
ゆっくりと肌をなぞるようにお兄ちゃんの指がTシャツの中に入ってきて。
「…あっ…んっ……。」
思わず、小さく声がもれてしまう。
その小さな声が恥ずかしくて。
熱くなった体が、よけいに熱くなっていく。
優しく頭をなでてくれた大きな手は、そっと胸にふれた。
「お……おにい…お兄ちゃん。」
もう、何回目の夜なのに。
やっぱり恥ずかしくて。
高揚した体の熱が瞳をうるませて。
ゆっくりと開けた瞳の中に、同じように高揚したお兄ちゃんの顔を映した。