届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「え!?何であたしまで?」

一緒に行くなら分かるけど。

あたし…関係ないと思うけど。

「だって、これ渡すって、好きですってコクってるようなものじゃん?それでいらないとか、ムリとか嫌われたくないし怖いんだもん。それに、あんまり話したこともないから、一緒に何か渡してくれたら、ファンの1人って感じで、気軽に受け取ってくれそうじゃん?」

「それは…。」

いくら熱く語られても。

言葉も顔も渋くなる。

だって、あたしは何も用意してない。

急に言われても困るよ。

「紗羽はケーキとか、形に残らないものとかでさ。」

「当日にどうやって買に行くわけ?」

前日買ったケーキを放課後まで持ってるって。

腐ったらどうするの?

「う~ん…カップケーキとか作ってさ。それなら大丈夫でしょ?」

絢音の真剣な顔に。

断りたいけど…

< 83 / 570 >

この作品をシェア

pagetop