届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「え!?何であたしまで?」
一緒に行くなら分かるけど。
あたし…関係ないと思うけど。
「だって、これ渡すって、好きですってコクってるようなものじゃん?それでいらないとか、ムリとか嫌われたくないし怖いんだもん。それに、あんまり話したこともないから、一緒に何か渡してくれたら、ファンの1人って感じで、気軽に受け取ってくれそうじゃん?」
「それは…。」
いくら熱く語られても。
言葉も顔も渋くなる。
だって、あたしは何も用意してない。
急に言われても困るよ。
「紗羽はケーキとか、形に残らないものとかでさ。」
「当日にどうやって買に行くわけ?」
前日買ったケーキを放課後まで持ってるって。
腐ったらどうするの?
「う~ん…カップケーキとか作ってさ。それなら大丈夫でしょ?」
絢音の真剣な顔に。
断りたいけど…