涙が途絶える日まで
初めてのキモチ
出逢い
「るーみっ!」
『梓!帰る?』
「あー遊んでこうかな♪瑠美もくるよね?」
『いこうかな☆』
「いぇーい!じゃ絢奈(あやな)たちもさそうか」
私は福浦 瑠美(ふくうら るみ)
昨日入学式で、
中学はいったばっかりの
1年生☆
ちなみに私が梓って呼んだ子は
「本野 梓」(ほんの あずさ)
出席番号が前後で
入学式のとき話しかけてくれたの。
もうめっちゃ仲良しー♪
そして私には彼氏がいる。
昨日の夜にノリで
付き合っちゃう?
てきな感じになり、
別にぶさいくじゃないから
いっかなぁ
とか思って適当に付き合ったんだけど、
「彩部 來弥」(さいべ らいや)
まだ2人であったこともないし
彼のこともよくしらない。
別に本気で好きってわけでもない。
知ってるのはアドレスと
電話番号。クラス・・・
姉がいることくらい。
みんなにはまだ内緒だけど
結構ばれちゃってる・・・。
「留美?どした?」
『あ、絢奈来れるの?』
「うんだから早く行こうよ!」
『はぁい!』
この時の私は、
來弥があんな存在になるなんて。
あんな人だなんて何も分からなかった。
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