涙が途絶える日まで
学校には間に合ったけど・・・。
「あっははははは」
「うひゃひゃひゃひゃ」
『もー笑わないでー!』
「だって!
何あの入り方!
普通に入らないからドアの前で!!」
「あんなことになるのよ。っぷ、あははは!」
『なによーぅ。』
「めっちゃ可愛いんですけどー」
「せんせーここにドジっ子いまーす!」
『もっやめてってばぁー。』
間に合ったのはいいけど
急ぎすぎたせいで
教室に入るとき少し通り過ぎて
止まろうと思った反動で
仰向けに転んでしまった。
すごい音がなったから
みんなにみられてしまった。
って感じかな。
「瑠美はね
もっと早く出ないと。」
『眠いんだも~ん』
「朝毎日留美んちまでいくわ」
『まじ?』
「うちも!!」
『わあい!』
「ヤバイねお前。」
『え。』
「そんなお寝坊さんだったんだ。」
『うぇ!?』
「なんか。朝大変そうだね」
『うわーんっ!』
みんなに対応するので
精一杯だった私は
影で話してる声なんて
まったく聞こえなかった。
「あいつのポニーテール
やばくね?」
「なんか男心くすぐるよな!!」
「似合いすぎだろ!」
「あははははは!」