アナタの“魂-KOKORO-”いただきます
『ウォッカ、ネク。まだ、居たのか?仕事、終わんなくなるぞ。』
リビングの扉にはテラとレノの姿があった。
『あー!そうだった!ウォッカ!ウォッカ!早く行かなきゃー!』
ネクはウォッカの腕を掴み、飛び出していった。
いきなり静まり返ったリビング。
先に口を開いたのはレノだった。
『千明、お前はどうするつもりだ?俺らが仕事の間、屋敷に一人残すのはバレる可能性がある。』
レノは昨日とは違い、銀髪を後ろでひとつに束ねていた。
それで昨日よりもレノの目の色が輝いて見えた。
ターコイズブルーの瞳。