あのこになりたい
「クリスマス以来だよね?」


綾が言った。



「そうだね!年賀状送ったよ」


私が言うと、


「あ!私たぶん3日とかに着くかも。出すの遅かったし」


綾が慌てて言った。



「どうせまだ書いてなくて、後で書いて郵便受けに入れるつもりでしょ?」


私が言うと、


「バレた…?」


と言って笑った。



「それで、その後どう?進展あり?」


綾は私の腕を掴んで、小声で聞いてきた。



「それがね…進展あったんだ」


私が小声で返すと、


「えー!!」


と叫んだ。



「ちょっと、詳しく教えてよ〜。どうだった?」


綾の質問に、


「綾こそどうなの?色々教えてよー!」


と返した。



「色々?いいよいいよ。面白い話いっぱいあるんだから」


綾が言った。



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