星になるまで☆短編
―バンッ
「斗真くんっ!」
あたしはベッドに横たわっている斗真くんに駆け寄った。斗真くんには数えるのも嫌なほどの機械のようなものが繋がっている。
「…何で…何があったの!?」
あたしは斗真くんの体を揺さぶった。
「愛華ちゃんっ…。落ち着いて。「斗真くん…大丈夫ですよね?またいつものように笑ってくれますよね?」
斗真くんの隣にずっといた斗真くんのお母さんは泣きながら何度も頷いた。
「斗真は…大丈夫よ。」
あたしはそれから毎日斗真くんのいる病院をおとずれた。けど斗真くんは目なんか覚ますどころか意識すらヤバいとか。