星になるまで☆短編
あたしの親は学歴だとか気にする性格だったから何となく斗真くんを紹介する気になれなかった。けどあたしは斗真くんの親にも合わせてもらい仲良くなっていった。
毎日が幸せで楽しかった。
けど悲劇の歯車が回り始めていた。
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♪♯♭♪♯♭
ある日あたしの携帯が鳴った。あの電話が…あたしを地獄に突き落とした…。
「もしもし?あ、おばさん。どうしたんですか?」
落ち着いて聞いてと何度も斗真のお母さんが受話器から震えた声で言う。
「…何かあったんですか?………!?」
あたしは携帯を床に落とした。
“斗真が―…事故にあって…意識がないの。"
嘘…嘘だよ。
そんな事っ…