星になるまで☆短編
「…斗真くん。」
「愛華ちゃん本当は明日誕生日何でしょう?」
誕生日…。忘れてた。
ってことは…
「斗真くんは…これ買いに行って事故にあったんですか!?」
「え…そっそんな…」
急に慌てだしたおばさん。
もしかして…
「あたしのせいじゃないですか!」
「違うわ。それは違う!愛華ちゃん。あなたは頭がいいんだから斗真と違うんだから自分の事だけ考え「学歴なんて関係ない!」
気付いたらあたしは大声で訴えていた。
「学歴なんて…関係ないです。」
―あれからあたしはおばさんとも顔を合わせてない。
もちろん斗真くんの墓にもお仏壇にも顔を出せる事なんて出来なかった。