天神学園高等部の奇怪な面々28
まず基礎中の基礎からやり直そう。

「丹下君、九九を言ってみなさい。そうですね、6の段を」

「は?」

訝しげな顔をする龍太郎。

「バルナ先生、あんた馬鹿にしてんのか?」

「いいから言ってみなさい」

「だって九九って…小学生の…」

「口答えせずに言ってみなさい!」

フシャーッ!と、興奮した猫のようにまくし立てるバルナ。

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