新・監禁ゲーム

ここからゴールまでは、竹田と行動することにした遥斗。

少し歩くと竹田は言った。

「遥斗くんはあの"ゲームオーバー"について、どう考える」

やはり誰もが気になるところであった。

遥斗は憶測ですがと言って答えた。

「ここから出られないんじゃないか、と思っているんですが」

「なるほど。僕もそう思うよ。何故私たちがこんな目に」

竹田の言葉に、遥斗は強く共感した。

そうだ、何故自分たちがこんな目に合わなければならないのだ。

遥斗は苛立ちと焦りから時計を確認した。

すでに3桁を切り、97。


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