新・監禁ゲーム

遥斗は向かってくる竹田に、襲い掛かるように胸ぐらを掴んだ。

竹田も遥斗同様に慌てていて、胸ぐらを掴まれるまで、その姿を確認できなかった。

まるで自分が殺した人物に遭遇したかのように竹田は動揺し、同時に遥斗に落ち着くよう促した。

「ま、待て……遥斗くん!約束の時間に間に合わなかったのは謝る!途中
、鬼に追われて仕方がなかったんだ!」

遥斗は竹田を壁に押し付けた。

「ふざけるな!お前の考えは、他の奴から聞いたんだよ!全部な!」

竹田は遥斗以外の奴らを思い浮かべ、まさか遭遇してしまうとは、と舌打ちをした。

「チッ!騙される方が悪いんだよ!ほら、時間が勿体ないから、早く離しやがれ!」

無理矢理、遥斗の腕を外そうとしたが、それはできなかった。

じたばたする竹田の腹に、遥斗の拳が1発。

グフッ、と竹田は声を吐いた。

「俺を含め、何で他の奴らを罠に嵌めた!?」

竹田は壊れたように笑い、観念して答えた。

「この迷宮からはな!1人しか脱出できないんだよ!だから、俺は他の奴らを蹴落としたんだよ!悪いか!?」

遥斗はもう1発、竹田の腹を殴った。

「ふざけるな!そんなこと、書かれてなかったぞ!不確かな理由で、人を陥れてんじゃねえよ!」

「馬鹿が。不確かな理由で、そんな面倒くさいことなんか、する意味ないだろう!?」

どういうことだ?

次に竹田の放つ言葉が、遥斗に衝撃を与えた。



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