新・監禁ゲーム
玲奈が不安そうな顔を浮かべた。
「ねぇ、私たち……どうなっちゃうのかな」
それは遥斗も考えていた。
気づいたら先ほどの迷宮にいて、鬼に追われ、人と騙し合いをし。
自分たちをどうしようとしているんだ、何を考えているんだ。
遥斗も不安そうな顔を浮かべると、玲奈は震えながら遥斗の腕を掴んだ。
「私たち……大丈夫だよね……」
その大丈夫とは、何を意味しているのか。
もとの日常に帰れるのか?という意味なのか、それとも………
2人の不安とは裏腹に、構わずゲームは進められようとした。
その合図かのように、フロアにアナウンスが流れ始めた。