新・監禁ゲーム

遥斗は玲奈の手を握り、時が来るのを待った。

決して椅子に座ることなく、ただその場に立って待った。

それから数分後、2人の男が姿を現した。

1人は黒髪長髪、唇や耳に複数付けているピアスが不気味に光っていた。

もう1人は金髪のモデルのような男だった。

その2人は自分達とは違い、やけに余裕が感じられた。

纏っている空気が違うのか、何にせよ表情から恐怖心というものが感じられない。

2人が席に近づいてくると、金髪の男は遥斗と目が合い、一瞬だけ笑った気がした。

その笑みはこれまでの人生で出会ってきたことがない、最も不気味な笑顔であった。

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