君と恋に堕ちた事について
「京介さん、まだ寝ないの?」


「仕事片付けてから寝るよ。」


「そう。じゃ先に休むわね。」


「あぁ。お休み。」


オレは、仕事などしていなかった。麻実にメールをしてみたのだが、返信がない。


2人の中で、メールを送ったら、その場で削除するというルールがあった。


かれこれ1時間は待っているだろうか?


もしかしたら、山里と食事に行ったのだろうか?

オレは、なんて小さな男なんだろうと、ため息をついた。
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