君と恋に堕ちた事について
世界は静かで、オレ達の息づかいと雨音だけだった。


オレは、麻実を見下ろし指で唇をなぞった。麻実は、オレを瞬きもせず見つめている。


「なんて、キレイなんだ。」


思わず声に出してしまったらしい。


「何言ってるの?」


麻実は、顔を赤らめた。
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