回廊館の殺人
「ん?山下、その鼻どうしたんだ?」

夕食の時間になり、食堂にやって来た奈良が仏頂面で席についている康之に声をかける。

「ちょっとした災難があったんですよ。」

ムスッとしながら康之が答える。その横では宮下が申し訳無さそうな顔をしている。

「んーと、状況から見るに山下が宮下にやらしいことをしようとして返り討ちにあったと。」

「なんでそうなるんですか!?」

手をポンと叩いて納得した顔をしている奈良に康之が文句を言う。

「いや、冗談だって。
ほら空気を和ませようかなって。」

奈良はそう言って、笑いながら自分の席に着いた。
< 49 / 49 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

アルバイト
たろー/著

総文字数/13,792

ミステリー・サスペンス39ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
預かり人募集 仕事内容 ・配達された荷物を一定期間預かって頂くだけです。 必須事項 ・決して他言しないでください。 ・荷物は開封厳禁です。 ・荷物は必ず添付の保管方法に従って保管してください。 報酬 ・10万円+諸経費5万円 その他 ・荷物の添付文章にてご確認ください。 8/11 PV数が1000突破しました!! 読んでくれた方本当にありがとうございます!! 8/12 番外編追加しました。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop