君と奏でる恋の詩。


「音葉ー? で、どう? やってくれる?」


心の中で小躍りしていると、美由ちゃんの声が聞こえてハッと我に返る。

いけないいけない。でも、返事なんて、もう決まっているのです。


「はい! もちろんです! 私も美由ちゃんと、バスケ部のマネージャー、やりたいです」


にっこりと返事をしながら美由ちゃんに笑いかけると、


「おお!! マジで!? やったぁー! ありがと音葉!」


美由ちゃんはパアッと顔をキラキラと輝かせた。


いえいえ、お礼を言うのは私のほうです。

それにしても、眩しくお綺麗な笑顔だ……




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