Love Trip in Italy (番外編)
「なっ、ダメか?」
「……………」
「黙ってるって事は良いって事で良いんだな?」
「う゛っ………」
杏花は緊張からなのか、更に小さく丸まった。
俺はそんな杏花の腕と肩を優しく掴んで…
自分の方へ抱き寄せた。
自然と触れる肌と肌。
そっと優しく…包み込むように…
杏花は相変わらず丸まったまま。
「杏花、怖いのか?」
「………」
「杏花?」
俺は杏花の顔を覗き込む。
すると―――――、
「幻滅しない?」
「は?」
「だから、私の裸見て…幻滅しない?」
「するわけねぇだろ。その気になる事はあっても、幻滅なんかするかよ」
「ホント?」