Love Trip in Italy (番外編)


「杏花?」


「ん?」


俺はいつもの如く、杏花の名を口にする。


すると杏花は、恥ずかしがりながらも顔をそっと上げ…


俺は杏花の唇に………


優しく触れるだけのキスをする。


杏花の唇は凄く柔らかくて…


俺は無意識のうちに啄んでしまう。


そんな俺の口づけに、杏花は唇を閉ざす力をそっと緩める。


俺は少し緩んだ唇に、すかさず舌を滑り込ませ…


杏花の逃げる舌先を、俺の舌が容赦なく追いつめる。


あまりに激しいキスに杏花の呼吸は浅くなる。


それでも俺のキスに応えてくれる杏花。


……俺の心は満たされる。


そっと唇を離すと物足りなそうに吸いついて来る。


そんな杏花が愛おしくて……


そろそろ止めようと離した唇が、


再び杏花の唇に吸い込まれる。




そして…


俺たちはさらに深いキスをする。


< 41 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop