Love Trip in Italy (番外編)
「杏花?」
「ん?」
俺はいつもの如く、杏花の名を口にする。
すると杏花は、恥ずかしがりながらも顔をそっと上げ…
俺は杏花の唇に………
優しく触れるだけのキスをする。
杏花の唇は凄く柔らかくて…
俺は無意識のうちに啄んでしまう。
そんな俺の口づけに、杏花は唇を閉ざす力をそっと緩める。
俺は少し緩んだ唇に、すかさず舌を滑り込ませ…
杏花の逃げる舌先を、俺の舌が容赦なく追いつめる。
あまりに激しいキスに杏花の呼吸は浅くなる。
それでも俺のキスに応えてくれる杏花。
……俺の心は満たされる。
そっと唇を離すと物足りなそうに吸いついて来る。
そんな杏花が愛おしくて……
そろそろ止めようと離した唇が、
再び杏花の唇に吸い込まれる。
そして…
俺たちはさらに深いキスをする。