Love Trip in Italy (番外編)
杏花は俺の上着のボタンを1つ1つ…ゆっくり外し始めた。
「へぇ~、杏花はキスもしないで服を脱がすのが好みなんだぁ」
「ふぇっ!?//////////」
ボタンを外していた手が止まる。
俺は目を瞑ったまま…
「続けて?」
「う゛ぅっ……」
杏花は震えるような手つきで、パジャマの上着を脱がした。
すると、俺の胸に顔を埋めて…
「要…ごめんなさい。もう…無理です…」
「却下」
「へ?」
「だから、却下」
「ぅっ……っく……っん……」
目を瞑っているから分かり辛いが、恐らく杏花は泣き顔だろう。
けど、これくらいじゃ俺の気が治まらねぇ。
「ほら、続き」
「…………」
ベッドが軋む。
杏花はゆっくりと俺に近づいて来た。