[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
私は掴まれていた腕が赤くなっているということで夜桜の倉庫に連れて行かれた。
別にこれくらい大丈夫なのに……。
「おい、これあてておけ」
持ってこられたのは氷水が入った袋とタオル。
「そんな大げさなことしなくても大丈夫だと思いますけど」
「いいから」
半ば強引に当てられた。
「そうだ、名前は?」
急に聞かれて一瞬変な顔になった
「お前の名前」
一応……助けてくれた人だし、答えたほうがいいよね
「真田……青」
聞こえたかな……?
「青か。
俺は高倉圭一(タカクラ ケイイチ)
俺のことは呼び捨てでいいし、ここにいる奴らは皆年齢とか気にしないから普通にタメ口で大丈夫。
とりあえず、これから結構関わると思うから覚えとけ」
え?
「なんで?」
「なんで……って……。
そりゃぁ、青が目つけられたからだろ」