[改良版]小学生と暴走族【夜桜】



「俺はそこまでの身体能力は持ち合わせていない」


盟は悔しそうに言った。


「青が俺を抱えて飛んでくれるのならいいけどな」


ニヤリと笑った。


2階かぁ……。


「頑張ればいけるかもしれない!
じゃ、行こ!」


盟の腕を持って行こうとしたのだが拒否された。


「真に受けるな。
運が悪ければ怪我だけじゃすまないぞ。
それにどうやって俺を抱え……っわ!」


持てました。


お姫様抱っこで。


「お、降ろせ降ろせ降ろせっ!!」


じたばたと暴れる盟。


はいはいおろしますよー。


「ごめんなさい。
ちょっと青さんのことなめてました」


よろしいっ!


それで……。


「窓がダメならどこからでるの?
やっぱあのドア?」






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