[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「まぁ……そこしかないよな?」
「強行突破ですか?
襲ってきたら殺ればいいし」
「恐ろしいこと言うのやめろ。
漢字やめろ。
ちゃんと俺に策があるから早とちりやめろ」
なんだよー。
やめろやめろってなにもできないじゃないかー。
「それじゃぁ、ここにいる貂瘤の奴の人数を予想してみよー」
「3人」
即答かよ!
ちょっと間が欲しかったよ!
「さっき外の声盗み聞きしてた。
3人だけ残してあとは外で待機だって。
もうしばらくしたら夜桜に連絡するつもりらしい」
盟……。
あんたやっぱりすごいわ。
「だろ?
やっぱこういう時は俺の頭脳が役立つんだよ」
「なぜ私の考えてることが分かったし!?」
「顔に書いてた。
あとその尊敬の眼差しと雰囲気」
なんてこったい。
それはいいのだが盟のその顔ムカつく。
こういうところで櫂と似てやがる。
とりあえず軽めに蹴っておこう。