[改良版]小学生と暴走族【夜桜】



一瞬ためらったが、私も捕まえようとしてくる手が伸びてきて、それを振り払い走り出した。


ランドセルを掴まれたため、ランドセルを捨ててきた。


ランドセルを捨てた瞬間、体が一気に軽くなった。


そのまま夜桜に向かって走る。


「ハァ……ハァ……」


もう……誰も傷つくところなんかみたくないのに……っ!!


一粒、また一粒と涙が溢れてきた。


圭一……助けて……!!




< 140 / 325 >

この作品をシェア

pagetop