[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
もうスピード違反とか関係ないくらいとばして、貂瘤の倉庫についた。
櫂が荒々しく貂瘤の倉庫のドアを開ける。
「やっときたか。
夜桜」
奥にぽつんとあるソファに一人の男が座っている。
「早く盟を返せ!!」
櫂が叫ぶ。
顔には焦りがでてきている。
「まぁまぁ、そんなに焦るな。
ちゃんとここにいるさ」
男が合図をすると、奥の部屋から盟が連れてこられた。
何度も殴られたような傷がある。
「ってめぇ……盟になにしやがった!!」
私は盟のもとに向かおうとしたのだが、圭一に止められた。
「なんで……!?」
「青、よく聞け。
見てのとうり、櫂はあの状態だ」
私は櫂をチラリと見る。
もう完全に興奮しきっている。
あと数分であの男に飛びかかっていきそうだ。