俺様社長の溺愛
ノックをして、ドアを開けた。

・・・・


「やあ。さっきはどうも」

いてほしくない人物。

「…大路社長」


「春也でいいよ。すみれ」


・・・馴れ馴れしい。


「今度の企画、大路の会社と一緒に、

することになってたんだ」

修二はにこやかに話した。

・・・

私と言えば、顔が引きつるのを

必死にこらえるしかなかった。

「さっきって、さっきも会ったのか?」

「ああ。さっきから、オレとすみれ、

付き合うことになったから、

結婚の話は忘れろよ?」

涼しい顔で言い放った春也。

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