ハスキーボイスで酔わせて
東京の夜景が一望出来る展望のレストラン。
周りはお洒落な服装をした大人ばかりで、
制服を着た学生である私が何だか浮いてみえる。
「カルボナーラと…あ、彼女には今日のオススメを」
ニッコリ笑ってウエイターにそう告げた諏訪さん。
「…あの、私は春樹さんのこと聞いたらすぐ帰りますから…」
「まぁまぁ、そんな焦らない焦らない」
少し緊張気味で話す私に諏訪さんは笑いながら水を一口飲んだ。
「あれから春樹さんからは連絡あった?バレた日以来」