ハスキーボイスで酔わせて
ハァハァと夜空の下を走る足。
“今、公園近くにいるんだけど…,出れるか?”
春樹さんからの電話に私は急いで家を飛び出した。
会わないって、電話しないって言ったのは春樹さんなのに…!
家から程近い公園にハザードつけて止まる見覚えのある車。
私は息を荒げながら車に近づくと、
運転席の窓が開いて春樹さんが顔を出してくれた。
「よっ」
ニッと笑うその笑みに胸がキュンと締め付けられた。