私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)

〈冴英side〉


年が明けて、順はいよいよ受験の追い込みとなり

言ってた通り顔すらろくに見ていない状況

ご飯を届けても、置いといてって直ぐに自分の部屋に入ってしまう

寂しい…

仕方ないけどね

だって、弁護士になるために法学部目指してるんだもん

まあ、そういう私も相変わらず陸上三昧な毎日を過ごしているんだけどね

高校時代までずっと短距離をしていた

最後の大会で新記録を叩き出したのも短距離でだ

本当はずっと長距離やりたかったんだけどね

一からフォームだの何だの変えなきゃって大変でしょ?

順ほどじゃないにしても、私もかなり無駄な事は嫌いな質なんだ

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