神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 それは全て、主人の為に。

 ミッシェルの存在も今までの生い立ちも全て、初対面である龍雨とシャクナは知らないが、どういうわけかロキは知っていた。 

 今まで何を思い、どう生き、今、何を思っているのか。

 ロキにはわかっていた。

 幽閉されていたミッシェルの全てが。

 それでも言うのだ。

 生は平等であり、死には抗い続けるべきなのだと。

 
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