☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
梓と兄妹ということあって、梓のお兄さんも背が高かった。


多分、180cm以上はあるだろう。


ついつい足の長さに目がいってしまったものの、またもや失礼なことをしてはいけないと思い、急いで目をそらした。




「お兄ちゃん、この子が美里だよー。」


梓が大きな声で言った。




梓のお兄さんがこちらのほうにやってきた。


わたしは緊張してしまい、体を固くしていると、よりによって猫のとらちゃんが梓の膝の上から、わたしの膝の上に乗ってきた。


とらちゃんが足ぶみするように、わたしの膝の上でもぞもぞと動くので、わたしはくすぐったくて、思わず笑い出してしまった。


とらちゃんはその振動にびっくりして、わたしの膝の上から飛び降りた。



わたしは慌てて笑いを抑え、おずおずと顔を上げると、目の前で梓のお兄さんがこちらを向いて微笑んでいる。


わたしは恥ずかしくなって、顔を真っ赤にした。



「おいおい、とらちゃん、お客さんの服を毛だらけにしたらだめだよ。」


梓のお兄さんはそう言って、とらちゃんを両手で抱え上げた。


とらちゃんは梓のお兄さんに抱っこされると、嬉しそうにまた喉を鳴らし始めた。


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