☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしは上を向いてみた。


そして・・・、


わたしの目に映ったのは、どこまでもつづく青い空。


ここに立っていると、空をとても近く感じる。


観覧車から空を見上げたときよりも、ずっと近くに。


まるで手を伸ばせば、届きそうなくらい。


剛はこの空を見せたくて、わたしをここまで連れてきてくれたのかもしれない。


ここは空を近くに感じられるから。


そして天国の人と近づけるような気がするから。




「剛お兄さん、どうもありがとう!」


わたしは笑顔で、剛にお礼を言った。


「どういたしまして。」


剛も笑顔でそう答えた。


「それじゃあ、腹へってきたし、座って弁当でも食べようか?」


「うん!」




わたしたちは草の上にシートを敷いて座ると、それぞれのバッグの中から、お弁当を取り出した。


そよ風に吹かれ、美しい風景を眺めながらお弁当を食べるのは格別だった。


わたしたちはお弁当を食べながら、ときどきおかずを交換した。



お弁当をすっかりたいらげ、おなかいっぱいになると、わたしたちはお弁当箱をかたづけた。


そして二人でシートの上に、ごろんと横になった。


わたしたちの目に映るのは、どこまでもつづく青い空――。


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