純愛ストーカー
「そんなことないよ!」
確かにお一人様を満喫してたけど……一人も新鮮でいいなと思ってしまったけれど。
「ケーキ買ってきたけど、もうデザート食べた?」
テーブルの上には食べた後のコンビニの容器が放置されたまま。
きれい好きな斗真はきっとひく!慌てて容器をゴミ箱に捨ててフキンでテーブルを拭いた。
「食べる食べる! 寝起きだからテンション低かっただけ。斗真が来てくれて嬉しいよ」
「言葉より態度で示してほしいな」
「はいはい」
よしよしと頭を撫でると、ぎゅうっときつく抱き締められた。