Together~キミと一緒に~

甲子園


朝、目が覚めて起き上がると制服のままだった。

そのまま寝ちゃったから、ね。


時間を見ると6時はとっくに過ぎていた。


「ヤバい!」


急いで支度をして学校へ向かう。

一応シャワーだけ浴びて、髪を急いで乾かしてご飯はカット。

昨日かなり走ったせいか、走っても走っても前に進んでないような感覚に襲われる。


学校へ着いたときにはみんながそろっていた。


「遅れて、すみませんでした!」

「大丈夫?マリアンヌ、昨日疲れてたんじゃない?」


「すみません・・・。寝坊です・・・。」

「気にしない気にしない。落ち込んでる暇があったら仕事よ!」


「はい!」

岡本先輩に言われて、自分の仕事に取り掛かる。


そして、朝練が終了した。

みんなが着替えている中、私は椅子に座ってスコアを見ていた。


ふと目にとまったスコア。

そのスコアは仁のもの。


でも、いつもと少し違った。

いや、何が違うのか頭がまだはっきり起きてないせいかよくわかってない。


でも、何か違和感があった。



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