火星人門田さん


「お父ちゃん冷やし中華くらいでそんなに喜ぶなよ。」




「そうだなあ。

だけど、冷やし中華だぞ。お店に行って食べれるんでごわすか?」




「いやぁ、門田さん出前にしようよ。

外に出るのは、厄介だからね。」




「ア~我々が宇宙人で異形な形をしてるからですね。

だけど、バイクに乗ったらずっと外ですよ。

ア~我々は、何時もスニーカーで思わず踏んでしまった犬の糞を扱いでごわすな。

あれは、踏んだらスニーカーの細か~い溝に入って大変ですよね。

で、やっと洗ったら又同じ所で踏んでしまったりね。


まぁ我々は、そういう扱いなんですよね。」




門田さんが何を言いたいのか分からなかったがとりあえず答えておいた。




「確かに、バイクに乗ったらずっと外だからこれから毎日どちらかを背負って走ろう。

そしたら門田さん達も多少は、外に慣れるだろう。

それと冷やし中華は門田さん達は、二人前頼もう。

どうかな?」



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