火星人門田さん


「お前は、まだ青いな。デニムの中を透かして想像してみなされ。

エロスは、想像力に有りだよ。

今は、エロDVDが無いとダメなんて想像力の欠如だよ。


お父ちゃんなんてドラム缶をみても欲情出来るしそれを欲情してないふりも出来るよ。

エロスの達人になればお前にも分かる世界でごわすよ。」




「お父ちゃんそう言いながら時々お姉ちゃんを見ながら足が落ち着かないよ。

足の裏が熱いんじゃないの?」




「あれは、お前足のストレッチだよ。

お前もやってごらん。

ほら、ムーンウォークも出来るよ。」




「ムーンウォークを宇宙人がやっても仕方ないでしょう。

それに、火星人ヅラしてんだからマーズウォークとか考えつかないかなあ?」




「お前ね火星人ヅラってなんだよ。

わしらは、まだ火星人である可能性だってあるし、もしかすると月の宇宙人だって事だって考えられるんだよ。

だけど、月星人ってあまり言わないのは何故でごわすかな?」




僕は、無視した。



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