元恋人の甘い痛み【完】
目的だった炭酸ジュースを買うとエレベーターに乗り込み秘書室へと戻った。
雷牙は何を考えてるのか、本当に分からない。昔から分からない人だったけど、何だかもっと分からなくなった。
「雷牙の事なんて、どうでも良いか」
気にするだけ無駄よね。別に雷牙の事なんて、どうでも良いもの。気にしない。
秘書室へと入るとデスクにつき、さっき買ったジュースを飲む。喉が渇いていたから凄く美味しい。
半分ほど飲んだ所で再びパソコンと睨めっこをする。書類を仕上げなきゃね。