元恋人の甘い痛み【完】
「んっ…ら、雷牙…っ…」
優里は抵抗しているつもりなのか胸元に手を添え押すが、やめるつもりは無い。
抵抗されればされる程、男は情欲が増す。好きな女が相手となると、より暴走心がとめられねぇ。
躊躇う優里の微かに開いた口内を愛でながら、背後へと押し倒した。
今までは躊躇していたが、漸く触れる事が出来たんだ。このチャンスを逃す訳ないだろ。
優里には悪いが、今日は止められねぇ。お前がその気になる様に、キスに時間を掛ける。お前がその気になってくれんなら、幾らでもキスしてやる。