元恋人の甘い痛み【完】
女と手を切ると決めた矢先にこれか。今までの不祥事が招いた自業自得か。
優里を抱いてから他の女等一切興味なくなったんだが、適当にさっさと終わらせるか。
もう優里を傷付けたくねぇ。今までは俺の勝手で傷付けて沢山泣かせたが、これからはお前だけを見て行くと決めた。
もう二度と泣かせない。
女を膝上へと乗せると、気が進まない中女の唇を啄む。優里との時とは違い何ら気持ち良くねぇ。
その時だった
「優ちゃんっ!?」
「…何これ…どういう事?」
振り向くとそこには優里が立っていた。