元恋人の甘い痛み【完】


そんな事をする為に秘書になったんじゃない。私は、秘書として女としての気遣いを向上させ自分を磨く為に秘書の道を選んだ。


なのにこんな訳の分からない初日を迎えて、先が思いやられるんだけど。


それに、こんな所で再会するなんて思わなかった。もう二度と会いたくないと思っていたし、運命の悪戯ってまさにこの事ね。


電車を乗り継ぎ着いた先は今日から働く事となった会社で名前は“ジュオール・コーポレーション”


国内だけでなく海外にも幾つか構えている一流ホテル企業。


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