元恋人の甘い痛み【完】
流石一流ホテルの本社とだけあってか、ガラス張りが綺麗でお洒落な構造の建物に入ると入って直ぐ受付カウンターがあり其所へと歩む。
「おはようございます。本日より秘書としてお世話になる西崎優里と申します」
「IDカードはお持ちでしょうか?」
「いえ、まだ貰い受けてません」
「…では、すみませんがお通しする事出来ません」
「へ!?免許証ならあるから、これで本人確認出来ないですか?」
「本人も何も貴女様の事は何も窺っておりませんので…」
「…そんな筈は」
どうなってるのよ。
あ!?
…まさか。