元恋人の甘い痛み【完】


背後から車が降りて来ると私の横へと横付けすると、運転席から雷牙が降りて来た。


「おい、優里。いい加減にしろ。俺を本気で怒らせたい………っ…」

「…放っといてって言ってるでしょ!余計な事…っ…しな…で…っ…」


こんな風に泣くつもりなんてなかったのに、次から次に涙が溢れだして止まらない。


私は雷牙の胸元を突飛ばし、無我夢中で道路を歩む。


見られたくない。あんな女のせいで泣いてる所なんて、見られたくない。


お願いだから一人にして。


< 255 / 709 >

この作品をシェア

pagetop