元恋人の甘い痛み【完】
どうしてこんな所に雷牙がいるの?もしかして、雷牙の女がこのマンションに住んでるとか?


「こんな所で会うなんて偶然ね。女にでも会いに来たの?」

「…いや」

「違うの?」


雷牙は何か言いたげにしつつ私をじっと見つめる。


まさか、私に用があって来たとか?


そんな訳ないわよね。用があるなら、さっき話す筈だもの。


「優里」

「…え」


雷牙は私へと歩み寄ると、私を胸元へとぐっと引き寄せ背へと腕を回し強く抱き締めた。
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