元恋人の甘い痛み【完】
『今日優里ちゃんと会う事になってる』

「…優里と?まさかお前」

『そう、そのまさか』


電話の相手は財前からで、コイツの話す意味は今までの経験からして直ぐに理解出来た。


俺の知り合いが絡む時はいつもこうして連絡をして来る。恐らく俺の許可を得て情事に励みたいんだろうな。


普段の俺なら秘書だろうが何だろうが財前と会う事に躊躇する事はなかった。


だが、相手が優里となれば話は別だ。


黙って見過ごす等出来ない。


優里には指一本触れるな。
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