元恋人の甘い痛み【完】

「…ヒクッ…ぅぅ……私が…もっとちゃんと母を見てれば…こんな事にはならなかった…」

「それは違うだろ」

「…母の笑顔に油断してたの…もう大丈夫って言葉に…甘えて…母の辛さに気付いてあげられなかった……ぅわああぁぁぁ!」


初めて大声が出た。


初めて。大きな声で泣いた。


世間体や母や父の事を考えずただただ雷牙の胸にずかり付き泣き続けた。
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