元恋人の甘い痛み【完】

雷牙は私が求めるがまま、息をするのが困難な程激しく抱いてくれた。


互いの欲望をぶつけ合い、何かを考える隙さえ互いに与え無いそんな情交に溺れる。


隙なんて要らない。余裕なんて要らない。欲しいのは、ただの快楽だけ。


互いの身体が離れた頃には睡魔に襲われ、雷牙の胸でそのまま眠りに付いた。
< 358 / 709 >

この作品をシェア

pagetop