元恋人の甘い痛み【完】
雷牙のマンションへ到着すると、何だか凄く緊張して来たのはどうしてだろうか。
少しの間、居候するだけなのに妙に緊張する。
「部屋だが、来客用のベッドや布団は置いてなくてな、一緒で良いだろ」
「女と寝るのに二つもベッドいらないものね。一緒は困るわよ」
「は?お前、別々で寝るつもりなのか?」
「勿論。雷牙とはしないって言ったでしょ」
「まだ覚えてやがったか」
「当たり前です。私、決めた事はやり遂げる女なのよ。半年経っても忘れないわ」
雷牙はやれやれといった感じで首を軽く振った。